<顎口腔筋トレーニング器カムプレート>を推進するカムネット
噛み合わせ相談室
「心と身体と噛み合せ」<ブログ>
<がんばれ日本 歯で勝つ>
院長:安室 潔  <閉じる、カム、上げるの三つの動きが口腔力を創る>
全身の健康はバランスの採れた食事と適度な運動からといいます。「カムネット」では、メタボリックシンドローム対策室を立ち上げ歯科の立場から、積極的に情報を発信していきます。
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院長プロフィール
院長 安室 潔(アムロ キヨシ)
1953年7月生(沖縄県沖縄市)
1980年日本歯科大学歯学部(現、生命歯学部)卒業 
1980年−1982年日本矯正歯科研究所勤務(渋谷)
1982年ー1986年小石川笹川歯科医院勤務
1986年4月目黒区自由が丘にて開業、目黒区歯科医師会入会。現在に至る。
<備考>1994年噛み合わせ健康研究会、「カムプレート研究会」開設。
<趣味>武道(拳法、合気柔術)、ゴルフ、ウォーキング、スイミング、サイクリング。
      映画(SF,アクション物青春物他)、音楽鑑賞(クラシック、琉球民謡等)、
      読書(古代ローマ人の物語等歴史物、生命科学誌、健康雑誌等)。
      
初めて方へ
  「このホームページを作成する動機は片山恒夫訳、DRプライス著の<食生活の近代と身体の退化>を読み歯、歯並び噛み合せと身体が深く関連することを知ったことが発端です。」
 「噛み合せと身体がどのように関連しているのかを知る為に先ず運動器としての身体という視点で見ることから始めました。それには身体の運動器としての基幹である胴体について知る必要がありました。 いくらか経験のある武道から始め、古武道、ヨガ、呼吸法その他歩行、水泳を通じて具体的な顎機能と身体運動機能との連携の法則が分かってきました。 詳しくはブログ<心と身体と噛み合せ>をご覧ください。」
 「以下の文はその発端となった何度も読み返す本の一部です。興味のある方はご一読下さい。」
(1)<食生活の近代化と身体の退化、これらの対立する大問題は解決するのか。>
                                                             (片山恒夫訳、DR.プライス著「食生活と身体の退化」より
  身体的に完璧だといえる未開種族の人々は、現代人のもっとも優秀な身体と瓜二つの身体をしており、また彼らの欠陥も現代人の欠陥と重なり合うことが判明したのである。ただ、この後者の欠陥を持った未開種族の集団というのは、近代的通商との接触によって近代文明にかかわりをもち変えられていった人々なのである。我々は近代の無機分の減少した、ビタミンの含まれていない食品世界のなかに彼らを巻き込んでしまったわけである。
 遺伝は複雑な特質をもっており、ある意味では不滅といえるが、それ自体は純粋に物質的な現象である。それは、蛋白質、ミネラル、ビタミンなどを単位とした遺伝子と呼ばれる物質から構成されており、遺伝が次の世代に受け継がれていくには、この遺伝子が両親の特別な生殖細胞によって再構成される必要がある。
 これが完全に再構成される限りにおいて、身体的、および生理学的な遺伝特性が完全に受け継がれていき、人格とか性格という形で遺伝が現れるのである。近代化された未開種族からは、現代の心身障害に見られる異常な性格やそれに随伴する身体的欠陥を持った非行少年が生み出される。未開人たちのこうした堕落は遺伝によって起こったものではなく、遺伝が妨害されたことによって生じたものある。その子どもたちは両親から生まれたのであって、外的な環境が生んだわけではないことは確かである。彼らの障害は受胎のときにつくり出されたものであり、その障害は決して治すことはできないけれど、しかし適切な教育と両親の適切な食生活があったなら、事前に防止できたはずである。大自然は何百万年もの間、なんら異常のない鳥、蝶、動物を創造してきた。野生の動物にできるのに、なぜ私達人間にできないのであろうか。もしかすると、野生の動物は、本能的に正しい食物を選びだし、自然の食物をいじくって加工しないからだろうか。一部の鳥や動物は生まれるやいなや住居を作り、食べ物を探すことができる点を考えると、生まれること自体が教育であり、本能なのである。野生の動物は、利益を求める欲求が自然に備わっていないということも含めて無知なるが故に保護されているのである。
  未開種族に関するこれらの調査を記録する際に、私は頭の形や身体構造に多くの変化がみられる人間と動物で、障害がきまったように類似していることを示す何千枚の写真を撮った。また、これらの写真からは障害のある両親に十分な栄養を与えると、必ずといっていいほどその子ども達にはこうした罹患が見られなかったことから、障害は遺伝によるものではないこともわかった。本書「食生活と身体の退化」が再販、増補された趣旨もここにあるのである。
   ***中略***
 未開種族や動物の多数の写真を見れば誰でもがわかるように、同一家族のなかでも年下のこどもに多く現れるこの身体的退化という問題は、両親のなかの何かがすっかり失われていったということを示唆している。
 (パブロフの言う、獲得形質は遺伝するという論から考えると栄養になにかしらの障害を生じた、また年下の子どもにつれて不足しがちの栄養素の不足した両親、胎児には、遺伝の中でも比較的デリケートの部類に属する獲得形質遺伝子が一番最初に影響を受け、失われてしまう<良くも悪くも:悪徳は栄えずということわざがあるように>と考えるとすると自然であろう。・・・・・遺伝子(DNA)は学習(逆境程学ぶものが多い)している・・・その遺伝子は原形質そのものであり原形質はホルモン、ビタミン、ミネラル等賦活物質の影響を多く受ける。)
  もし、第一子誕生からずっと後に生まれた子どもだったり。その差が10歳以上離れたりしていると、鼻孔が狭かったり、歯列が不正だったり、腰が小さいといった状態が待ち受けており、退化の影響はさらに人格まで及ぶようだ。大自然は、自ら利用できるあらゆるものを使って最善を尽くし人間を創造する。今日生まれてくる赤ん坊の25%は、どこかが不完全なために生まれてこないし(1938年当時)、また新生児の37%は生後15年間のうちに死亡するか社会の悩みの種になる。(同)
 私たちにとって緊急に必要なのは、障害が起こるのを予防する手段であって、その筆頭には、こうした問題が起こるずっ以前から、これから親となっていく者を対象に教育していかねばならないという課題が挙げられる。この方法は、私が調査した未開種族の多くによってすでに実施されているものである。そこで性の問題を表立って論じるのでなく、現在ひじょうにうまく運んでいるような、小学生、中学生及び高校生に生物生の話をするだけでよい。また適切な食事計画は、欠陥のある食品のせいで本人自身にもその子孫にももたらされる障害の本質というものを、詳細にわたって示してくれるだろう。そして、自分と子孫の両方にとってどういう食物が必要かつ望ましいかを教えてくれる。未開種族が優れた健康を保持している地域では、例外なく適切な食物がすぐ手に入る。とはいえ、必要な場合にはある種の食物が遠路はるばる運ばれてくることもひじょうによくみられる。
  まさに、適切な教育を施すことによって、我々は、亡びゆく文明ではなく、生ける文明を築くことができるのみならず、何百万という人命と金銭を無駄にしなくてすむのである。
 ***略***
 古代文明の子孫たちを訪れるたびに私が感じるのは、皮膚や背格好が違っていても、彼らはみな一つの典型にあてはまり、体つきや行動の変化にも同じような一定した関連を見せており、また住民たちは、その地方に住む動物と大なり小なり同じような変化を示していることである。彼らはみなひじょうに種々様々な生命体を超越して存在する、相互関係として現れるような、大自然の終わりのない目論見のなかに組み込まれている。彼らもこの地球が歩んで来たあらゆる地質時代のなかに含まれており、このため彼ら自身、地球の構造そのものに関連しているに違いない。生きとし生きるものは、変わりゆく物質的環境に適応してきた。
 そして現存する文明を真剣に研究しようとする者には、未開の種族がそれぞれに、自分達を支配するある種の意思に対して進んで共鳴していることがわかるのである。熱心なアメリカ・インデアンの研究者アーネスト・トンプソン・シートン氏は、インディアンたちの生きる上での動機を次のように述べている。
 「精神的なものが基本になっており、ここでの成功の尺度は、<私は同じ種族の人間にどれほど役たち、尽くすことである。>にある。」
 M・F・アシュリー・モンターギュ博士は解剖学と人類の著名な学者であるが、オーストラリア原住民とエスキモーの生の動機を論る中で、次のように述べている。
 「我々は彼らより確実に劣っている。我々は高貴な理想や高尚な考えを並べてているがオーストラリア原住民やエスキモーはこうしたことを本にも書かなければ講演をすることもないけれど、実践しているのである。各人が集団の幸福を実現していくなかに自らの幸福を見出し、その集団を何がしか破壊する者は異常者とされる彼らの社会こそ、真の民主主義が存在している。」
 同様に、今日の多くの教義は、共通する点も多いとはいえ強調点の置き方が異なっている。人間とは何かと言う問は、往々にして、人体を構成し、両親との類似性を作り出す化学物質の問題にまで行き着く。重い元素の原子量は徐々に小さくて軽い元素に崩壊していくのだが、いつもその元素の原子量におうじて、しかも崩壊が起こるときにウラニウムの分裂ゃラジウムが生成するときのように放射エネルギーを放射する。たとえば燐などの物質を中性子や負の電荷をおびた粒子に晒すことによって放射性物質に変え、動物の組織内をその放射性が通過するときの位置写真を記録できるようにするといった方法によって元素に崩壊を実験的に作り出すことは、今日の生物学の実験室で普通に行われている。
 ***略***
 この宇宙を光、重力、熱、季節、潮流、収穫物からなっており、これらが海や森林に住む微宇生物から大きな動物に至る生き物に住まいを与えているというふうに考えてみよう。我々はお互いの内部とその周囲の世界に関してある種の共通点をもっているが、我々の住む世界、食物、生命が展開していくその可能性はひじょうに幅広いものであるので、その方向性だけは推測できても行き先は、まったくわからない。」
 人類は偉業を成し遂げることもできるが、種族の恥ずべき自滅も招くことに気がつく。
 ***略***
 青少年の非行や精神障害は、遺伝や環境だけによって起こるのではない。それらは身体、精神、道徳、といった面におよんでいるが、適切な教育と両親の適切な栄養摂取によって予防できるし、また予防すべきである。つまりこうした問題は正常に原形質が形成されなかったわけである。
 原形質について、ニーダム氏は次のように言っている。

 「すべての生命体に共通して存在するのが原形質であり、それは生命の物質的基礎であり、、今日知られている生命を与える物質としては、唯一のものである。原形質は、半流動体物質で、透明で、構造らしきのはないに等しく、見たところ不活性であるが、無生物と生物を区別する特殊な働き、すなわち成長と生殖を可能ならしめる働きをもった物質である。
 生命を与える物質はすべて原形質であり、推測するところ、この物質はあらゆるものに共通して存在しており、これが勢いよく流れ込んでいくうちに、世界中の他のものには見られないその人間だけの特徴というものを実に見事に一人一人に賦与していくと考えられる。原形質はそれが作用する単位である細胞の中で自らを形づくる。 そして我々を造り、身体や精神に作用を及ぼす細胞の背後にあって、生命現象それ自体の大きな神秘_個人の自己発達の道筋を決め、細胞を通して将来の子孫に血統を伝えていくところの未だ解明されざる制御過程を推進する力をつくりだしている。」

 この推進力は普遍的に存在しはするがはっきりわかっていない、あの原子エネルギーと似た特性を持っているに違いない。
 今日我々は、各種賦活剤、様々なホルモン、ビタミン類に、新しく且つ、非常に大きな意味を見出している。これらの要素が将来、母親となる多くの人たちとその子ども達にどのような変化をもたらすかについても我々は知っている。
 多くの未開種族をの一見風変わりな習慣には聡明なる目的が存在していたのである。アンデス高原やヒマラヤ山脈の段々畑はそれを見事に築きあげたインカ族や、ハンザ族が太陽エネルギーをより効率的に吸収しようとした苦心の努力の現われである。その段々畑はこの問題の因果関係を実に見事に示している。
  すべての人類の成長には、原子エネルギーによって生成される生命源を追及するこうした努力が必要なのである。


  「生命があらゆる面で十全であるためには、この母なる大自然に従って生きなければならないのである。」

 以上は噛み合わせと身体、 そして、心との関係について考えるその発端となったのは、ドクタープライス著、片山恒夫 訳の「食生活と身体の退化」の中の一文です。 その文中に、ニュージーランドのマオリ族の健康体操(健康体操の原点)について、書かれた一文も紹介したいと思ます。

 「健康体操や体系的な身体訓練法をこんなにも高い水準まで発達させた種族は、たぶんこの未開のマオリ族をおいて他に例をみないだろう。 朝早く起きると、村長はリズミカルな踊りを伴った歌を歌い始める。 これに応じて、彼の家族だけでなく、となり近所の連中も加わり、そのあげく、村全体が同じテンポで揺れ動くといった具合になる。実は、これが身体の為にすこぶる効果的なのだ。これによって、深呼吸を体得するだけでなく、身体、特に腹部の筋力を発達させる。その結果、ここの人々は、老人になるまで丈夫な身体を維持することが出きるのである。 A・レーン郷は、この体操の事を次の用に述べている。 

毎日の体操に関していえば、当地では、体を動かせる人なら誰でもこれによって運動能力を向上させていることがわかる。自然で有益なこの体操法は、ニュージーランドのマオリ族やその他の地域に住む近隣の種族が、長い間かかって作り上げてきたものと思われる。」
 

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